KBYDと追い風に乗って

Pの落書き帳。食べたり飲んだりしてます。

酒税法改正で値上がりする前に「第3のビール」を飲み比べてみた

 

こんにちは、あいとです。

 

 

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お酒、好きですか?私は毎日飲んでいます。

 

 

中でも第3のビールと呼ばれている新ジャンルのビール系飲料は値段も安くていいですよね。

 

 

 

さて、みなさんはきたる10月1日に酒税法が改正されることはご存知でしょうか?

 

 

この改正により、主に「発泡性酒類」の税率が変わることになります。

「発泡性酒類」とは、ビールや発泡酒、第3のビールなどのビール系飲料と缶チューハイなどのいわゆるしゅわしゅわドリンクです。

 

どうやら、この10月の改正を皮切りに計3回の改正が行われるようで、最終的には現在区分されているビールや発泡酒、さらに第3のビールがひとまとめにされ、全てが発泡性酒類という扱いになり、税率も同じになるそうです。

 

 

そんな一回目の改正では主に上記の発泡性酒類の税率が改正されます。

 

改正の内容ですが、

ビール…350mlあたり7円ほどの値下げ

発泡酒麦芽比率25%以上50%未満のみ4円ほどの値下げ

第3のビール(新ジャンル)…350mlあたり10円ほどの値上げ

 


てな感じとなっています。3つのジャンルの違いについてはどっかで調べてみてください。

 

なんと第3のビールが大幅に値上げされることになります。これは今まで一本税抜き大体100円くらいだったのが110円になるってことです。冷静に考えたらむちゃくちゃな値上げじゃない?

 

 

つまり来月からはスーパードライ一番搾りと淡麗のような発泡酒、さらにクリアアサヒ麦とホップのような新ジャンルの値段がほぼほぼ横並びになるということです。

 

 

それならビールを買うよね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

という方がほとんどだと思います。

 

 

というわけで今回はあと数週間で値上げされてしまい、手が出しにくくなる前に近くのスーパーやコンビニに売っている第3のビールをたくさん買って、飲み比べてみることにしました!!

 

 

普通のビールにも負けていない、ちゃんと美味しいやつもありましたのでぜひこれを読んで買ってみてください!!

 

 

 

はじめに

 

これから行う飲み比べですが、一素人の私が行うテイスティングですし人間一人一人感じる風味や飲み口は違いますのでこれを参考にして買ってみたけど全然言ってること違うやん!ってなっても怒らないでください。っていう言い訳です。

 

飲み比べ

 

というわけで色々買ってきました。

 

 

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近くのドンキホーテで売っていたやつをかたっぱしから買いました。

 

 

 

また、しゅわしゅわドリンクはビール系飲料は特にですが開栓したらすぐに炭酸が抜けて美味しくなくなってしまうのと、そもそも私が全部一気に開けて飲み比べが出来るほどアルコールに強いわけでもないので、おおよそ会社ごとに分けて2~3本ごとに飲み比べをしました。短時間の過度なアルコール摂取は危ないからね。

 

後述しますが、上の写真の中に今回の飲み比べ対象ではない発泡酒が紛れ込んでおります。間違えて買っちゃった☆

 

 

なお、今回の飲み比べでは

  • 缶のまま
  • ワイングラスに注いで

の2種類の飲み方で飲み比べを行います。ワイングラスに注ぐことで飲み口が広がり、缶よりも香りが広がるのと缶のままよりも口の中に入る量が多くなります。

また、缶ビールは保存のために炭酸が強めにされているのでグラスに注ぐことで炭酸がまろやかになるという効果もあります。

 

 

それでは行ってみましょう。

 

 

 

麦とホップ・ゴールドスター(サッポロ)

 

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お馴染み麦とホップ

 

すべてのうまさを、過去にする。

 

というキャッチフレーズで最近発売され有名?になったゴールドスター。

 

どちらも文句なく美味しいがゴールドスターは良くも悪くも薄めというか、ガブガブ飲めるような感じ。麦とホップはそれよりも少し濃く、エビスビールのみたいな味わいだった。

 

グラスで飲むときは香りの強い麦とホップの方がより美味しかった。

 

 

金麦ゴールドラガー・金麦リッチモルト(サントリー)
 

 

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みんな知ってる新ジャンルの先駆け。っていうか今までずっと新ジャンルの先頭を駆け上がってきた存在。 これも一昔前や、今でも無知な人間が居酒屋で出されるビールの劣化版、飲み放題メニューのビールみたいな感じで扱われることが多い印象。

 

どちらも飲んでみるとマジで普通のビールとなんら変わりない味がする。多分、ビールを惰性で飲んでいる世の中の人間の8割の人は同じサントリー社のビールのザ・モルツと言われて飲まされても違和感を覚えないと思う。

 

この2つのお酒だが、飲み方によって大きく飲み口が変化した。

 

缶のまま飲んだ場合リッチモルトに比べ、ゴールドラガーの方が香りが良く、美味しく感じた。

 

しかし、グラスに出して飲んだ場合、ゴールドラガーはビール系飲料のとても良くない嫌なビールの香りが広がり、非常に不味いという感想を持った。

 

というわけでゴールドラガーは缶のまま。リッチモルトはどっちでもまあまあ美味しいって感じでした。

 

サントリーブルー(サントリー)

 

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今年2020年の2月ごろに新発売した新ジャンル。なんでも、天然水とエール酵母にこだわっているらしい。パケ見りゃわかるか。

 

このビール、個人的にイチオシなんですがなんといっても他の「ビールに近づけるように努力したビールっぽい飲み物」とは一線を画している。

 

まず、飲み口からして全く違う。飲んだ瞬間エール酵母の爽やかな香りが口の中に広がり、飲み干した時の鼻から抜ける香りまで爽やか。まるでプレモルみたいな感じ。

 

あくまで日本人の好きなスーパードライのような薄味強炭酸喉越し最強みたいなビールの真似をする新ジャンルではなく、新ジャンルならではの強みを利用して別角度の方向性で美味しいお酒にしたこいつはまじですごいと思う。

 

グラスに注ぐと元々強くない炭酸が更に抜けてしまい、何故か口に入れた時の香りの広がりが落ちるので個人的には缶のまま飲むことをおすすめしたい。

 

 

のどごし生・本麒麟・淡麗極上生(キリン)

 


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はい、こちらのキリン淡麗が先ほど言っていた発泡酒となり、今回の飲み比べでは対象外なのに買っちゃったやつ。

 

見分け方としては、缶の下に記載されている酒ジャンルが発泡酒とかいてあればそのまま、リキュールやその他の醸造酒と記載されていれば新ジャンルとなる。

 

買っちまったもんは仕方ないので淡麗も飲んでみる。ここまで新ジャンルをいーーっぱい飲んできたせいか、麦芽の入った発泡酒が非常に美味しく感じた。

 

この淡麗はかなり日本人が好きそうな作りになっていると思う。スーパードライのような感じ。程よい苦味、程よいキレが堪らない。

 

 

のどごしも新ジャンル黎明期から第一線を走り続けるお酒。名前の通り非常にのどごしが良い。こちらもグラスに入れて飲むと炭酸が弱くなり本来の良さであるのどごしがうまく感じづらくなってしまうため、グラスで飲むよりは缶のままぐびぐび行くのがよろし。美味しい。

 

 

本麒麟はマジで美味い。どうやら新ジャンルの中でも数々の賞を受賞している名誉あるお酒らしい。ドイツのホップを一部使用しており、少し上品な苦味がグッとくる。また、他の新ジャンルよりもアルコール度数を6%とやや高めに設定しており飲みごたえのある一本。

 

こちらはのどごしと違ってキンキンに冷えたグラスに注いで飲むと良い苦味をしっかりと味わうことができるのでグラス飲み推奨したい。

 

 

 

アサヒザリッチ・極上キレ味(アサヒ)

 

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「ライバルはプレミアム」をキャッチコピーでビールに喧嘩を売る形で最近発売されたアサヒザリッチだが、大口を叩くだけあって非常に美味しい。

 

対する極上もまーじで美味しい。本当にビールと遜色ないクオリティだと思う。というかどっちも味の区別がつかない。

 

 

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裏面の成分表をみるとアサヒザリッチにはコーンスターチが使われており、アルコール度数も6%と極上に比べて1%高い。さらにカロリーも若干だがアサヒザリッチの方が高いため、節制中の方は極上を選ぶことをおすすめする。…あ、味はマジで違いが分からないっす。

 

 

 

バーリアル・バーリアルリッチテイスト(トップバリュー)

 

 

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新ジャンルというか、ビール系飲料といえばこいつらも欠かせないよねってことで急遽買ってきた。

どちらも1本80〜90円と新ジャンルの中でも群を抜いて安いのが魅力。金欠勢の味方。

 

飲んでみると、ふっつーに飲める。分からない人にはビールとの区別が付かないくらい。この2本を比べると、リッチテイストのほうがキレがあり、クリアな飲み口のほうが苦味が走るような印象を受けた。これだけを普通に買って飲む分には価格的にも全く文句ない………なかったのだが、今回のように一度に色々な新ジャンルのお酒を飲み比べると、ちょっと味の悪さが目立つ。もちろんバーリアルと他のお酒は350mlでも20〜30円の違うがあるので仕方ないといえば仕方ない部分もあるのだが…お金に困ったらこいつに頼ろう。

 

 

クリアアサヒ(アサヒ)・ホワイトベルグ(サッポロ)

 

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最後にこの2本。どちらも買い忘れており、慌てて買った。ホワイトベルグは350ml缶がどこ探しても売ってなかったので仕方なく500ml缶を購入。

 

 

クリアアサヒものどごしや麦とホップに並ぶくらい有名な新ジャンルではないだろうか。何度かリニューアルされており、そのたびに美味しくなっているらしい。

 

 

え?クリアアサヒ美味くね???  今まであまり飲んだことがなかったのだがこれは普通に美味しい。アリ。ビールの美味しい部分を綺麗に使用しているにもかかわらず、新ジャンルの悪いアルコールっぽさを上手く消している印象を受けた。

 

 

さて、こちらのホワイトベルグだが何を隠そう今まで私がおそらく一番飲んできた新ジャンルである。このお酒はいわゆるビールに限りなく近くなるように開発されたお酒ではなく、あくまで新ジャンルならではのビール系飲料の新たな可能性にチャレンジした商品なのだ。

 

2014年に発売され、現在に至るまでITIという国際味覚審査機構の主催する世界的な食品コンクールにおいてなんと7年連続で金賞を受賞している製品であり、いわば日本だけでなく世界からも認められたお酒なのである。

 

 

初めて飲んだとき、本当にビール系飲料か?と衝撃を受けた。少なくとも、日本人の好きな薄味辛口苦味大キレッキレな王道と呼ばれるスーパードライのようなビールとは全く違う味だったのだ。

 

例えるなら、ヤッホーブルーイング社の「水曜日のネコ」のような、普通のビールとは一線を画すような味わいだった。

 

 

それもそのはず、こちらは上質な旨味の詰まったベルギー産の麦芽を使用しており、さらにはホワイトビールに使われるような小麦の麦芽も一部使用しているため、味も風味もかなり独特なのである。

 

 

また、オレンジピールコリアンダーシードを混ぜることにより、すっきりした華やかな香りが鼻から抜けるような風味になっている。

 

 

いやーこれマジで美味いんすわ。ビール苦手だよってひとも飲めるかもってくらいスッキリしていて飲みやすいし、もちろん新ジャンルっていう括りの中にいるから値段もお値打ちだし。さながらクラフトビールを飲んでいるかのような感じがします。

 

 

ホワイトベルグはグラスで飲むと飲む直前の香りが開きますし、缶のまま飲むと飲みこんだときのコリアンダーシードのフルーティな香りが鼻から抜けてたまらん!ってなるのでお好みで飲み方を買えていただきたい。

 

 

3年くらい前に期間限定で発売されていたルビーベルグとピーチベルグ、マジで頼むから帰ってきてくれ。

 

 

 

まとめ

 

さて、ここまで14本くらいを2日に分けて飲み比べていきました。いやーどれも美味しかった。

 

 

中でも特に美味しかったお酒を最後に決定したいと思います。

 

 

すみません、やっぱり決めきれなかったので2本にさせてください。

 

 

マジでおすすめしたい2本の新ジャンル!

 

本麒麟

…「王道」な新ジャンル。金賞5冠は伊達じゃない。ビール飲みてえけどちょっと今金無いんだよなーって時におすすめ。また、同会社の一番搾りよりもキレがある(気がする)ので一番搾りの気分じゃないってときにもこれを手に取って欲しい。

 

 

【新ジャンル】キリン 本麒麟[350ml×24本]

【新ジャンル】キリン 本麒麟[350ml×24本]

  • 発売日: 2018/03/13
  • メディア: 食品&飲料
 

 

 

 

 

サントリーブルー

…記事読んでてわかる方もいるかもしれないが、私個人としては、新ジャンルにはこういった変化球なお酒を求めている。ビール飲みたかったらビール飲めばいいじゃん!ってなるので。麦芽を使用しないというレギュレーションの中でよりビールに近づけたお酒とビール系飲料なんだけど、少し遊び心を加えたお酒と分かれていくのはほぼ毎日家で飲むような層にとって非常に助かるのである。

 

 

 

 

最後に

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。第3のビールと呼ばれている新ジャンルのお酒がただのビールの劣化ではなく、美味しいお酒もあるんだよと理解していただけたら嬉しいです。

 

 

1本100円くらいで買えるため、みなさんも10/1の増税前に飲み比べてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

こんな大量の新ジャンルを2日で飲み切ったのは初めてだったため、この後二日酔いと体調不良が酷かったので私はもうやりません。

 

 

 

それでは。